ソノブドヨ博物館はジョグジャカルタ王宮北広場北に位置する博物館

王宮北広場の真北に位置するソノブドヨ博物館。ごく一般的な博物館で、ひとまわり展示をみればジャワ島の歴史と文化の雰囲気を把握できる。

博物館はあまり興味がないなぁ、という方は夜20時からの伝統芸能ショーがおすすめ。500円で本格的な伝統芸能が楽しめる。

ソノブドヨ博物館伝統芸能

火曜から日曜の毎日20:00から、ソノブドヨ博物館東プンドポにて伝統芸能が上演されている。

鑑賞料 Rp 50,000-
インドネシア人 Rp 20,000-

料金　 Rp 50,000-　インドネシア人Rp 20,000-
チケット購入　上演当日 19:00から20:45まで

火曜　20:00-21:30
ラーマヤナ（Ramayana)

水木　20:00-21:15
マハバーラタ（Mahabarata)

金土日　20:00-21:15
パンジ（Panji)

パンジ仮面舞踊劇は、マジャパヒト時代のパンジ・アスマラバングン王子とチャンドラキラナ姫の物語を描いたものである。マジャパヒトとは東ジャワで栄えた王朝で、1293年から1527年に終焉を迎えた。

パンジ仮面舞踊劇は9つの小さな物語からなっており、上演のたびに異なる物語の部分が演じられる。

また、このパンジ物語は2017年10月31日、ユネスコの「世界の記憶」に選定された。2021年5月28日より上演中。

博物館北側に新たに映画館が設営された。映画館といってもミニサイズで、座席は横6席、3席＋通路＋3席の並びで7列。

放映される映画は短編の自主制作で有名作品ではない。ここから未来の巨匠が生まれる？

16:00-20:00
火曜から日曜

月曜から木曜　08:00-16:00
金曜　08:00-14:30

図書館は王宮北広場の東側、事務所のある場所（UNIT II）に設置されている。
住所：Jl. Wijilan No.27D, Panembahan, Kecamatan Kraton, Kota Yogyakarta

ソノブドヨ博物館に収蔵されているコレクションは多岐にわたり、10種類に分類することができる。

収蔵品のなかでも、カラサン寺院で発見された銅の鐘は必見。

ソノブドヨ博物館はジャワ研究所という財団により設立された。植民地支配者であるオランダがジャワ、マドゥーラ、バリ、ロンボクに関する文化人類学的資料を収集するために設立したのがジャワ研究所であった。

1935年開館。1919年のジャワ研究所発足から16年が経過していた。

歩みを年表にまとめてみる。インドネシアが時代に翻弄され続けてきた様がみてとれる。

西暦	出来事
1919年	スラカルタにジャワ研究所設立
1924年	ジョグジャカルタに博物館設立を決定
1929年	ジャワ、マドゥーラ、バリ、ロンボクから地域文化データを収集
1931年	博物館設立委員会の設置 Ir.Th. Karsten P.H.W. Sitsen、Koeperberg トーマス・カールステンによる設計
1934年	スリ・スルタン・ハメンクブウォノ8世の治世に建設開始
1935年	11月6日落成
1942-45年	日本占領下では社会部門教育課による管理
1945年	ジョグジャカルタ特別州政府による運営
1974年末	中央政府教育文化省に移管
2001年1月	ソノブドヨ博物館はジョグジャカルタ州文化観光庁に統合
2002年	11月4日の州知事令によりジョグジャカルタ特別州政府による運営