クテッ寺院は、スクー寺院やチュト寺院と同じくヒンドゥー教巨石記念物の遺跡。
クテッとはジャワ語で猿を意味する。猿寺院という名前ではあるが、現在もヒンドゥー教徒が祈祷を捧げる神聖な場所であり最上部には祠が奉られている。
クテッ寺院 とは
クテッ寺院は、ジャワの霊峰ラウ山斜面、海抜1,486メートルに位置する。
1842年にはその存在が報告されていたクテッ寺院は、2005年になって初めて発掘が行われた。発掘を行ったのは、ガジャマダ大学考古学科とカランガニャール県の協力を得た中部ジャワ遺跡保存局である。
クテッ寺院はヒンドゥー教の特徴をもった寺院である。最下層のテラスでは亀の彫像が発見されている。この亀の彫像はウィシュヌ神の化身であり、ウィシュヌ神とはヒンドゥー教の三神一体のうちの維持の神である。
クテック寺院は同じ地域にあるチュト寺院やスクー寺院と同様に、巨石記念物の文化遺産にみられる特徴的な建築様式である一連の階段状の構造をもつ。時期は15世紀から16世紀にかけて建造されたと考えられている。
クテッ寺院 観光情報
クテッ寺院開館時間 08:00-17:00
クテッ寺院入場料 Rp 7,000-
インドネシア人入場料 Rp 7,000-
クテッ寺院入場料にプリサラスワティ入場料含む
クテッ寺院住所:Mt.Lawu, Anggrasmanis, Gumeng, Jenawi, Karanganyar, Central Java