ジョグジャカルタ王宮はクラトンと呼ばれ現在も王様が居住している

クラトン王宮は、スルタン王とその家族が暮らし、政治的・宗教的な行事が執り行われる場として使用されてきました。その歴史的な価値や美しい建築、文化的な魅力は、ジャワ島の伝統とアートを愛する人々にとって、必見の場所です。

ジョグジャカルタ王宮みどころ

ジョグジャカルタのクラトン王宮は、ジャワ文化と伝統の象徴です。インドネシア独立の要でもあったこの王宮は、歴史的価値はもちろん優美な宮廷文化に支えられ、観光名所として多くの訪問者を魅了しています。

ジョグジャカルタは1755年よりハメンクブウォノ1世により統治され、現在は10世の王様がジョグジャカルタ特別州知事を務めています。268年間の歴史のなかで脈々と受け継がれた宮廷文化が華開いた古都、ジャワ精神文化の中心地、またインドネシア独立のまさに要塞となった場所として国民に愛されています。

現在の王宮はハメンクブウォノ1世の居城として、1755年10月9日着工、1756年10月7日落成となりました。落成日については、王宮の門に刻まれた彫刻に記されています。

王宮は観光客に向けて一般公開されています。北側パグララン、南側クダトン博物館とふたつの入口が設けられています。より多くの建造物が点在し、家来も多く、王様の住まいにも近い南側クダトン博物館を見学されるお客様が多いです。

KARATON NGAYOGYAKARTA HADININGRAT
クダトン博物館入館料　Rp 25,000-
https://www.kratonjogja.id/
https://twitter.com/kratonjogja

王宮開館時間　08:30-14:30
王宮開館日　月曜を除く毎日
※元旦、宝物煤払い、断食明け大祭、グルブッグ祭など、王宮伝統行事や王族冠婚葬祭は閉館

2024年1月16日（火）から
クラトン王宮での伝統芸能パフォーマンスは休演となります
上演再開は2024年4月13日（土）

王宮では毎日、伝統芸能が上演されています。中庭にあるスリマンガンティというオープンエアの建物で催されるこの伝統芸能はクダトン博物館入場券を持っていれば自由に見学できます。詳細は以下のとおり。

※イスラム教の断食月間中は上演なし。王宮や出演者の都合により上演時間が若干前後することがあります