ワイサック2567BE/2023
仏教徒最大の祭典ワイサック。日本では花祭りとして知られており、釈迦の生誕・悟り・入滅を祝います。
インドネシアでは例年5月もしくは6月の満月の日に、ボロブドゥール寺院にて説法と祈りが捧げられます。
2023年は、6月4日(日)がワイサックにあたります。
2023年ワイサック祭主題
本年度のワイサック祭主題は、「日常生活において仏陀達磨の教えを現実化する」
サブテーマは、「民族の統一と統合、ならびに世界平和を、ワイサックを機により強固なものとする」
これら主題ならびに副主題は毎年異なりますが、今年は世界平和に言及しているところが、世界は平和ではないのだと認識をあらたにさせられます。
2023年ワイサック祭典式次第
2023年6月2日(金)
ムラペン・グロボガンから自然の火をとってきて、ムンドゥット寺院でお清めする
時刻 | 内容 |
06:30-10:00 | 比丘僧(ビクサンガ:男性の出家修行者が4人以上集まった集団)が、Mrapen Groboganへむけて出発 |
10:00-11:00 | 自然の火を聖なるものにお清めすための儀式。比丘僧、司祭、仏教協会代表者が交代で行う |
11:00-13:30 | 休憩 |
13:30-17:30 | 自然の火がムラペンからムンドゥット寺院へ向けて移動 |
17:30-19:00 | ムンドゥット寺院にて自然の火をお清めするための儀式 |
2023年6月3日(土)
ウンブルジュンプリットにて聖なる水を汲み、ムンドゥット寺院にてお清めする
時刻 | 内容 |
07:00-10:00 | 比丘僧がウンブルジュンプリットへ向けて移動 |
10:00-11:00 | ウンブルジュンプリットにてワイサック祭典の聖水をお清めする儀式。 |
11:00-13:30 | 休憩と昼食 |
13:30-16:00 | 聖水がウンブルジュンプリットからムンドゥット寺院へ向けて移動 |
16:00-18:00 | ムンドゥット寺院にて聖水お清めの儀式 |
2023年6月4日(日)
ムンドゥット寺院とボロブドゥール寺院にて、ワイサック祭典とワイサックの瞬間10時41分19秒を迎える
時刻 | 内容 |
05:30-06:30 | 式典準備 |
06:30-08:30 | ムンドゥット寺院からボロブドゥール寺院へ向けて移動 |
08:30-08:45 | 仏教団体関係者が、蝋燭に火を灯し、お線香をあげる |
08:45-08:55 | インドネシア仏教徒代表協議会長ハルタティ女史による挨拶 |
08:55-09:05 | インドネシア仏教徒統一協会代表ウィジャヤ氏による挨拶 |
09:05-09:15 | インドネシア共和国宗教省仏教徒指導局長スプリヤディ氏による挨拶 |
09:15-10:15 | 各宗派による祈り。6宗派 |
10:15-10:25 | 偉い僧侶ドゥタフィラ・マハスタフィラによるワイサックへ思いを巡らしたお言葉 |
10:25-10:35 | ワイサックの瞬間を迎えるための瞑想。聖職者バンテ・ウォンシン・ラビコ・マハテラの指導による。[携帯やマイクは消して、静かな状態を保つこと!] |
10:35 | ワイサックの瞬間直前の瞑想 |
10:41:19 | ワイサック2567BE/2023の瞬間 [銅鑼を3回ならし、聖水をまき、Paritta Jayantoを詠唱する。仏教徒は合掌する] |
10:50 | 瞑想終了 [銅鑼を1回ならす] |
10:50-11:30 | バーチャル。とても偉い聖職者グル・バジュラダラ・チャムゴン・ケンティン・タイシトゥパ・リンフォチェ12世による説法 (参考までに外部リンク張りました↓こういう方らしいです。) https://www.kagyu.com/introduction-2/biographies/15-chamgon-tai-situ-rinpoche |
11:30-13:00 | プラダクシナのため、全仏教徒はボロブドゥール寺院の足元に集まる。(プラダクシナ「右遶」とはボロブドゥールのまわりを敬意の念をもち祈りを唱えながらまわること) |
13:00-17:00 | 休憩 仏教徒はタマンルンビニの各々のテントに戻り、各宗派ごとに儀式を行う |
17:00-終了まで | マルガウタマ広場にてランピオンを飛ばすイベント |
ワイサック祭・ランピオン参加方法
ワイサック式典への参加は自由です。ツアー会社を利用せずともフリーでワイサックの雰囲気を味わうことができます。
ワイサック祭当日はボロブドゥール周辺道路が通行止めとなり、アクセスが困難になります。ご参加希望の方は徒歩圏内のボロブドゥール周辺ホテルへご宿泊をおすすめします。
ランピオン別名ランタンを飛ばすイベント申し込みも、旅行会社を経由することなく、イベント主催者へ直接お申し込みが可能です。ではまた。2023年5月17日。