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【プランバナン観光公園】

レリーフ 装飾

物語のレリーフ ( 浮き彫り )

プランバナンシバ堂とブラフマ堂の回廊欄循に施された浮き彫りは ラーマヤナ物語 を題材にしている。まず、シバ堂の東側の階段を昇り、アーチをくぐってから左の方向 ( 時計り ) に進むことによって、物語の順を追ってみていくことができる。回廊欄循つまり左手の方向にそれらの美しい浮き彫りは施されている。 1 枚目のレリーフは竜に乗ったウィシュヌ神が描かれている。ラーマヤナ物語の主人公ラーマがウィシュヌ神の化身のうちのひとつと考えられていることから、ラーマ登場の図ともいわれる。以降、「ラーマが父ダシャラタ王の命令を守り森で修行しつつ、様々な怪物と戦う。一緒に森にいた妻シンタの願いでラーマが黄金の鹿を追っているうちに、シンタは悪魔王にさらわれる。さらわれた妻を捜して森をさまよううちに、猿ハヌマーンに会う。ラーマはハヌマーンの仕えるスグリッパ軍に加勢して敵バーリンを倒すことに成功する。猿軍はお返しにラーマに味方し橋をかけて悪魔王の国ランカに攻め入る。」以上の物語がシバ堂の浮き彫りにあらわされている。

プランバナン物語はシバ堂の南側、ブラフマ堂の回廊欄循に続いていく。「ランカに上陸したラーマ率いる猿軍は悪魔王ラーワナに使いを送るが悪魔王は和平に応じず。そこでラーマは悪魔王の王子、悪魔王の弟クンボカルノ、そして最後に悪魔王ラーワナを倒し、ラーマとシンタは再会する。しかし、ラーマは妻の純潔を疑い妻を受け入れない。仕方なくシンタは森へ戻り生活するうち、子供を産む。シンタと二人の子供は森で暮らすが、シンタの死を期に子供たちは都へ出てラーマと会う。ラーマは王位を退き子供の一人が王として即位する。」以上がレリーフにあらわされたラーマヤナ物語である。

残るウィシュヌ堂には クレシュナヤナ物語 という別の話が 30 枚のレリーフに刻まれている。先ほどのラーマがウィシュヌ神の化身のひとつであったように、このクレシュナヤナ物語のクリスナもウィシュヌ神の化身のひとつであるといわれている。「ラクササ・カンサは自分の甥っ子、デワキの 8 番目の子供に殺されると予言される。そこでカンサはデワキの 7 人の子供たちを皆殺しにし、 8 番目のこどもを身ごもっている母親をも監視していた。しかし、クレシュナの力添えにより産まれてきたクリスナは羊飼いに預けられ育てられる。クリスナは悪戯が過ぎたため、ある日お仕置きとして石うすに縛り付けられる。そこへ女性のラクササがやってきて毒入りの乳を飲ませようとする。いろいろなラクササがやってきてはクリスナを襲う。クリスナと兄バラデワがまだ生きていることを知ったカンサは二人を都へ呼ぶ。」これだけでも内容が今一つはっきり掴み難いのに加え、これ以降は物語の前後関係が繋がらないとか、内容とは関係がないと思われるレリーフが続いており、物語を追っていくことが不可能である。修復作業のおりレリーフを近隣の民家に預けていたなどの事実があり、そういった管理の悪さも原因で、レリーフがもとあった位置に戻されていないのではないかともいわれている。

その他の装飾
このプランバナン寺院群には物語のレリーフのほかにも、芸術性の高い様々なレリーフが彫り込まれている。

プランバナンプランバナン・モチーフ は堂外壁の基壇部分に見られる。このモチーフはプランバナン特有のもので、インドネシアの他の寺院には全く見られない。全部で 135 枚のレリーフがあり、そのうちわけはシバ堂 32 枚、ブラフマ、ウィシュヌ堂各 23 枚、それらに対峙する 3 つの乗り物堂にそれぞれ 19 枚である。 1 枚のレリーフは 3 つの部分から成っており、中央に位置するのが獅子、その両脇にはカルパタルの木 ( 天界の木 ) があり、その木の下には人間の顔に鳥の体をもつキナラ・キナリが描かれている。プランバナン・モチーフにはバリエーションがあり、このキナラ・キナリではなくくじゃく、やぎ、鹿、うさぎ、鶏、白鳥が描かれているものもある。いくつか見比べてみるのもおもしろい。

プランバナンプランバナンインドの神話でシバ神の召し使いとして知られる ガナ がこの寺院にもいくつも見られる。シバ堂をはじめとする 3 つの堂とチャンディ・アピットの入口の柱部分と、寺院屋根にあるラトナ ( 搭形飾り ) の下部で、ガナはずんぐりした体つきでラクササのような恐い顔をしながらラトナを支えるような格好 ( スクワット状態 ) で描かれている。


プランバナン3 つの主堂の回廊欄循にあるラトナを外側から見ると、そのラトナの下部に施されている彫刻がそれぞれの堂で異なるのがわかる。まず、シバ堂に施されているのが 踊り子と音楽を奏でる者のモチーフ である。全部で 132 枚。この踊り子はたおやかかつダイナミックな動きを大変うまく表現している。その脇に付き添うように描かれているのが音楽を奏でる者であり、 4 種類の楽器を奏でる様子が見られる。次にブラフマ堂に施されているのが 聖者のモチーフ であり、全部で 76 枚ある。あぐらをかいて瞑想するこの聖者の表情は大変穏やかで、あたかもこの世の呪縛から解き放たれた者を表現しているかのようである。最後にウィシュヌ堂にあるのが 僧侶のモチーフ であり、全部で 72 枚ある。冠をかぶりあぐらをかいて座り、蓮の花や数珠や法輪などを手に持っている。