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ジョグジャカルタ特別州
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0125/XI/DPP/2002
asita

2003年03月編

3/28 毎日デモ
今週は月曜日から毎日デモ。火・水曜日にはマクドナルドもデモの対象となった。といっても過激なものではなく、店舗を封鎖して営業できなくしようとした程度のもの。同じくアメリカ系列のケンタッキーフライドチキンでもデモ隊による封鎖が試みられた。ジョグジャカルタにはアメリカやイギリスの在外公館がないので、アメリカを象徴するものといえばマクドナルド!となるようだ。開戦後行われているデモにはいくつか特徴がある。98年の政権交代のおりも、ジョグジャでは連日デモが行われたが、あの時は朝8時頃にはすでにデモがはじめられており、ガジャマダ大学ロータリー、ラディソンホテルのあるグジャヤン通り、またソロ通りからマリオボロ通りへかけて誰が誘うともなく自然発生的に大人数のデモ隊が集結し、連日何万人単位の民衆が街頭で抗議行動を行ったものだった。一方、今回の反戦デモはなぜか連日お昼の1時過ぎから始まる。午前中に皆で相談してから「では出かけましょうか」、といったのんびりした感じ。人数も一団隊平均100人前後と98年のデモに比べると大変小規模で、これまで一番人出があった日でも全部合わせて500人ほどである。一部メディアでは”ジョグジャで1千人のデモ”などという記述も見受けられるがあれは間違い。スタッフの男の子が一日中街中をバイクで駆け巡り、野鳥の会状態で参加者数もチェックしているので間違いなし。先日も主に大学院在籍中の外国人留学生(アメリカ人、イラク人、日本人などなど)がデモに参加していたが、イラク人学生の演説はもちろん、アメリカ人留学生の演説にも多数の人々が共感していたようだった。最後に、デモは平穏に行われているけれど暴動化する可能性が皆無とはいえないので、とにかくデモにはなるべく近づかない、特に4輪車乗車中はデモによる渋滞に巻き込まれないよう注意したほうがいいかも。ガジャマダ大学ロータリー→ミロタカンプス→シマンジュンタック通り→ジェンドラルスディルマン通り→トゥグ塔→マンクブミ通り→マリオボロ通り→中央郵便局交差点、以上が反戦デモ隊の通過する主なルート。そんなに神経質になる必要はないけれど、十分気をつけましょう。

3/23 静かな日曜日
昨日イスラム政党の正義党が200人ほどの支持者を動員して中央郵便局前交差点にてデモを行った。これまでジョグジャで行われたデモのうち最大規模のものとなった。多数警察官も警戒にあたっていたが、逮捕者や怪我人もでなかった。今日日曜日、お昼12時の時点ではジョグジャ市内デモなし。ジョグジャ随一の繁華街マリオボロ通りは、普段の日曜日なら交通渋滞が激しいのだが、今日はとてもすいていたのが印象的。普段なら中国系を中心とする富裕層がお買い物に繰り出し、マリオボロモールの地下駐車場なんていつも満車状態なのに、今日は7割くらいしか車が入っていない。このモールにはジョグジャで唯一のマクドナルドが入っていたりするので、やはり何事にも敏感な中国系客が来店を避けているのかも。テロなどおこらないと信じたいのは山々だけど、できれば我々日本人もわざわざマクドナルドに行く必要はないでしょう。あと、午前中インドネシア・イスラム大学のマーチングバンド部の20名ほどが、ガジャマダ大学へ向って行進していたが、これは反戦デモではないとのこと。とにもかくにも戦争なんて早く終しまいにしてほしい。

3/21 デモ
今日は金曜日。インドネシアでの大規模デモや各種抗議行動は金曜日か日曜日に行われることが多いので、ちょっと情報収集しなきゃということで、街チェック。お昼までは全く何事もなく普通。ところがやはりお昼のお祈りとお説教が終わった14時過ぎ頃から、確認できただけで3組の団体がデモを行った。いづれも100人以下の小さなデモ。ただ、街中の要注意ポイント数箇所には警察官が30名くらいずつ配備されていた。

3/20 とうとうはじまってしまった
残念ながら戦争がはじまってしまった。インドネシア全土で反戦デモが繰り広げられている。ここジョグジャでも警察は警戒度最大の警戒1(シアガ・サトゥ)を発令した。この警戒度、4段階の設定で昨日までは一番安全な暢気状態のシアップだったのに。で、夕方からグラメディア書店前の4つ角にてイスラム系の学生団体が小さなデモを行い、はじめは20人くらいだったのだが、最大時には70名くらいが集まり夜9時過ぎまで街頭演説会を行っていた。

3/19 21:00の国際ニュース
今日のTVRI(インドネシアのNHK)夜9時ニュースは9割がたアメリカのイラク攻撃に関する話題だった。明日がXデーなのだから当然だ。アメリカをはじめイギリス、スペイン、日本、韓国などがアメリカ支持国もしくは戦争支持派として報道されていた。気になる日本からの映像は小泉首相が手を激しく振りながら国会議事堂らしきところで答弁をしている場面、一般市民によるデモの場面、空港(たぶん成田)で警察官が滑走路脇を巡回している様子や出国する旅行者などが映し出され、アメリカ支持国として日本も報復を受ける可能性がなくもないので、各所で厳しい警戒態勢がしかれているといった内容で、現実をそのまま伝えているといった感を受けた。韓国については日本より直接的に武力行使を行うために軍を派遣する可能性があるという内容だった。イギリスからは議会の様子や、グリーンピースの人が車の下にもぐりこんだりしている反戦抗議行動の様子。ニューヨークからは市民によるデモなどの映像が映し出され、戦争に反対する世界中の一般市民VS戦争やりたい政治家たちという対比を浮き彫りにした報道であったように思う。当のインドネシア政府はといえば、あくまで戦争反対、でも反アメリカでもなくて中立の立場から反戦を訴えていく構えをみせている。3月9日(日)にジャカルタとスラバヤでイスラム教団体による祈祷集会が催され、ジャカルタでは1万人以上、スラバヤではなんと10万人もの参加者があったというのがここ最近では大きな集会だが、いづれも平穏に行われている。今後とも平和的なデモは止むを得ないが、外国人排斥のような違法行為にはしり、新たなる国内問題を生み出すことのないよう政府は注意を喚起している。ここジョグジャではこれまで反戦デモは行われていないが、今後イラクの一般市民に被害が出始めると、イスラムとしての同胞意識をくすぐって政治的意図のあるデモを組織しようとする勢力が出てくる可能性もあるとのことで注意が必要だ。

話は全く変わって、さっきメールを落としたら日本領事館発行のお知らせメールが落ちてきて、なんかあった?!と一人ドキッとしていたら、領事手数料改訂のお知らせだった。時期が時期なので一瞬ひやっとしたけれど、パスポートや証明書類の手数料が値下げになるというなんとも嬉しいお知らせだった。私は最近登録させてもらったばかりだけれど、この領事館発行のお知らせメールはお役立ち。安全確保に関する情報は信頼性も高く、どうしても情報入手が遅れがちになるインドネシア地方KITAS保有の方の方にはぜひ登録をオススメしたい。在ジャカルタ日本領事館のウエブサイトから簡単に登録させてもらうことができる。もちろん無料。

3/9 国際空港と王様
昨日の新聞にジョグジャ南方の海岸地域に国際空港建設?!という記事が出ていた。バントゥル県のパンタイ・スラタンと呼ばれるインド洋に面した海岸地方に国際空港建設投資をしたい、と、ドイツの某業者からバントゥル県庁に電話があったとのこと。これを受けてバントゥル県庁はかなりお祭り騒ぎ的に盛り上がっていたようだ。・・・が、今朝のニュースで、王様が語ったところによると、「私をはじめジョグジャカルタ特別州としてはそのような計画について全く話は聞いておりません。ドイツの業者とやらからも、バントゥル県側からも何の報告も受けていませんよ。外国からの投資は地域経済の活性化に大変有望な手段ではありますが、地域住民や環境への影響をはじめとして、専門家によって検討されなければならないことがたくさんあります。必ず特別州所属の専門部署で討議されることになっていますから、市民の皆さんは何も心配する必要はありません。国際空港とひとことでいっても実際にフライトがなければ事業として成り立たないわけですし。私個人としては現在すでに需要があるアディスチプト空港を拡大していく方向で考えていくほうが実際的であると感じます。」何でもこのドイツの投資会社、サウジアラビアでも国際空港を建設したことがあるそうだが、王様へ報告する前にメディアに情報が漏れてしまったのは、順番を間違えたという感は否めない。絶対王権とかいったものではなく、人民は心の底から王様を慕い、その存在に尊厳を見い出している。かなり現代的な感覚を持っているはずのエンジェの若いスタッフたちですらそう。王宮から頂いてきた家系図のコピー本や王宮について書かれた説明文なんかは他の書類とは別に一番高い位置にしまっておくのだから。こないだ、王様って何人兄弟だっけ?と、王様家系図をチェックした後、ついつい置きっ放しにしていたら、”これはここにしまって下さい!”と棚の最上部を指差され注意されてしまった。普段は飲みっぱなしのコーヒーカップなんかを黙って片付けてくれるYちゃんの発言に戸惑いつつも、王様に対する普通の人の感情が我々日本人が頭で考える以上に浸透している事実を再確認した想いだ。どうもすみません・・・とちょっと反省していたら、また別のスタッフが”そう、大事にしないとバチがあたりますよ!”と追い討ちをかけてくる。宗教に対してはゆるい考えのスタッフが多いのだけれど、王様のこととなると皆どうしちゃったの?っていうくらい大切におもっているのには、あらためてビックリだ。

3/4 ンブン・ベテン
結局、昨晩、王宮まで行ってしまった。11時をすぎると雨も霧雨程度になり、私が到着した11時半ごろには王宮近辺は人だらけ。すっげぇ〜人間いっぱい〜と思いながらそのあたりをウロウロしていると、スリらしい人がやたらソバへ寄ってくるので、お金もってないのにと思いつつ、いったん近くにでていたワルンに避難。そんなこんなしているうちにますます人間がふえてきて、眠くって歩く気力もないので、ワルンのおやじと世間話をしていたら、実は3周と決まっているわけではなくて、1周でも何周でもいいらしい。なんだちょっと話が違うじゃん、ジャス。3周っていうのはたぶんジャスの地域のローカル・ルールなんだろうってことでそれはいいとして、何かめぼしいものがみれないかと思ってちょっとあたりをうろついてみたのだけれど、はじまりのときに傘みたいなのが王宮から出てきたのを見られただけで、その他は黙って歩くジョグジャ人の波を眺めてきただけ、というなんとも根性無しな結果におわってしまった。今朝の新聞にもこのンブン・ベテンが載っていて、朝まで歩き続ける人もいたんだそうだ。1周は5キロあるらしい。今年もジョグジャが平和でありますようにだ。

3/3 マラム・サトゥ・スロ
朝っぱらから近所の子供たちがウチになだれ込んで来て大騒ぎしている。今日って月曜ちゃうのん?テスト休みか?などとボーッとした頭でカレンダーを眺めていてようやく気づいた。国民の祝日が何曜日にあたろうとかなり強引に週末もしくは週初めに祝日を振り替えることによって、週末を連休にし国内観光活性化をはかる、というインドネシア政府の政策がバリ事件後実施されているのが原因だ。一般に出回っているカレンダーは旧来のまんまなものだから、外人の私だけでなく、当のインドネシア人もいつが祝日なんだか、公的機関がいつ休みになるんだか、イマイチ把握していない様子。しかもインドネシアの祝日は宗教に絡んだものが大多数だから、儀式なんかは当然旧来の暦に従って行われるわけで、結局、暦どおりの祝日もお休み、振り替えられた週末/週初めの日もお休みとなるわけだ。きっと日本なら大混乱がおこって喧々諤々議論が沸き起ころうものだけれど、それは懐の深いインドネシアのこと、特に問題視されることもなく、皆それぞれが増えた休みの恩恵を十分に満喫している。このへんがインドネシアのスゴイとこだな。話変わって、マラム・サトゥ・スロ(ジャワ暦のスロ月1日の前夜)の今晩、厳密にはちょうど1日になる夜中の12時から、王宮を囲む白い壁のまわりを時計と反対回りで3周歩いてまわるという風習がジョグジャっ子にはあるそうだ。歩いている途中は話してはダメ、たばこや飲食もダメ。ただひたすら願いごとを心の中で唱えながら神聖な気分で歩かなくてはいけないらしい。3周とひとことでいっても約12キロの道のり。結構長い。ちなみにジャスは王宮近くのカンプン(都会の貧乏集落)出身なので、小学生の頃から毎年必ずこの”3周歩き”に挑戦していたんだそう。ただ、生まれながらにしておしゃべりなのが災いしてこれまで成功したためしがないものだから、願いごとが本当にかなうかどうかは未確認。それはさておき、”3周歩き”のあと、ジョグジャの南30キロに位置するパラントゥリティス海岸へくりだして、ニャイロロキドゥルという女神が棲むと信じられているこの海で水浴びしてお清め。そうこうしているうちに夜が明けて、歩いて家まで帰るのがこどもの頃の毎年の恒例行事なんだそうだ。家まで歩いて帰るのは、僅かなおこずかいを使い果たしてしまって、バスに乗るお金がないからで別に何か意味があっての行為ではない。念のため。 同時刻、パラントゥリティス海岸とメラピ山でも儀式が行われるんだそうだが、普通のジョグジャっ子にとっては”3周歩き”に参加するかパラントゥリティスに行くのがポピュラーらしい。慣習的にジョグジャっ子はサトゥ・スロと呼ぶが、この呼び名はジャワ暦の名称で、サトゥ・スロ絡みの行事なんかにはジャワ独特の風習や考え方が反映されている一方で、カレンダーにはムハラム月1日つまりイスラム正月という記載になっており、また”3周歩き”は巡礼を彷彿とさせる。ジャワの伝統・伝説&ジョグジャの王様ないしは王宮&イスラム教が渾然一体となってトロ〜ンと溶けて混じっているのがジョグジャなのだ。ちょっと観に行ってみたいけど、雨降ってる しなぁ・・

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