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ボロブドゥール 修復 作業

ボロブドゥール 修復ボロブドゥール 修復ボロブドゥール遺跡は現在でも日々、維持修復作業が行われています。なかでも遺跡表面の水洗いが毎日の維持作業の主な仕事です。なにしろ巨大な遺跡なので、水洗いといってもバケツで水を汲んでくるわけにもいきません。そのため遺跡の床石の下には、なんと水道がとおっていたりします。水を汲み上げるための電気もついでにとおっており、これまたついでに遺跡の壁には突如としてコンセントの差し込み口があったりして、なんともミスマッチな感じがします。それはさておきこの水洗い作業、普通に水撒きをする要領で遺跡の仏像、壁面、床にホースで水をかけながらブラシでゴシゴシこすります。主に石がコケによって侵食されるのを防ぐためだそうです。

ボロブドゥール 修復さて、この水洗いに次いで頻繁に行われるのが、遺跡建造物を構成する安山岩ブロックのずれをなおす作業です。接着剤を使用せずブロック状の石を積み木のように積み上げているだけなので、太陽の日差しや風雨はもちろん、遺跡内部から染み出してくる水が原因で生えるコケにより、石と石の間にひずみやずれが出てきて、あちこちがグラグラしてくるのだとか。このグラグラの直し方は、全てが修復作業に携わる作業員の手加減さじ加減に頼っており、ずれてしまった石の位置を少しずらして置いてみて、それでもまだグラグラするようだともうちょっとずらしてみる。それでも駄目なら石をちょっと削ってみたりと、作業員のおじさんたちは石が安定しておさまるまで、何度も石をはめてははずしを繰り返します。お疲れ様なのです。


ボロブドゥール 修復ボロブドゥール 修復

これらの作業に比べてもう少し気合いの入った修復作業も年に数回行われます。特にレリ−フ ( 浮き彫り彫刻 ) の保護が目的です。回廊の左右の壁、つまり本体外壁と欄循に施されたレリーフは、長年にわたり太陽光線にさらされ、風や雨に打たれ続けているので損傷も激しい。とりわけ遺跡内部から染み出し、本体外壁のレリーフへとしたたり落ちてくるバクテリアたっぷりの水が原因で生えるコケがレリーフの大敵。そこでこの水がしたたり落ちてくるのを防ぐために、レリーフの上に位置するブロック石―――第一回廊本体外壁レリーフの保護なら、第二回廊欄循を構成する石―――をいったん全部分解して一番下にあたる部分にコールタールのようなものを塗ります。そうするとレリーフ表面には水が滴り落ちて来難くなります。この分解作業の様子は写真をご覧頂ければお分かり頂けるかと思うのですが、外した石は回廊にずらーっと並べて置いておきます。世界遺産というよりも庭石屋さんのような光景。コールタールを何度か重ね塗りしてしっかり乾燥させたら、またひとつづつ元の位置に戻します。ここで、おもしろいものを発見!ブロック石にはすべて”合印”が付けられています。オランダ植民地時代に行われた大掛かりな修復作業のおりに、この合印がつけられたそうです。元の場所に石を戻すときには現在でもこの合印を頼りに作業がすすめられるのだとか。もうひとつ、写真にみられる四角い穴状のくぼみは” Kunci( 直訳でカギ ) ”と呼ばれ、積んだ石が崩れることのないように凸と凹をきっちり合うように石を設置するのだそうです。このクンチは建立当時からのものだと作業員のおじさんはおっしゃっていました。

これらの作業はすべて4人1組で行われ、修復実施時期については「予算があるとき」で期間は「だいたい終わるまで1ヶ月か2ヶ月くらい」だそうです ( 修復作業員のおじさん談 ) 。

余談

先日、友人と一緒にボロブドゥールに寄ったおりに偶然修復作業にでくわしただけなのですが、結構おもしろかったです。 7 月中くらいはまだまだ続いているかも? そういえばすばらしい仏像で有名なムンドゥット寺院にも立ち寄ったのですが、屋根の部分に足場が組まれていました。もしかして発見当時から壊れたままだった屋根の部分を修復再現するのか ?! それとも普段から雨漏りがひどいので、ただの雨漏り修理なのか ?! 楽しみです。ただ、仏像の指が新たにもうひとつ壊れていたような気がしたのですが…気のせい?